前回の交戦形態調査から1年と半年ほど経っていますが、誤りがあることが分かりましたので調査しなおしました。

誤っていた部分は、交戦形態補正が全ての陣形において適用されるという点です。即ち、陣形によっては交戦形態補正が異なります。前回は単縦陣に0.9倍の補正がかかっていることを知らずに調査していたので交戦形態補正は単縦陣ベースになっています。本調査ではそれ以外の陣形も調査しました。

調査結果

攻撃担当の火力は89。

陣形 交戦形態 敵艦 ダメージ クリティカル SP攻撃
単縦 反航 チ級 83
単縦 反航 リ級 46 73
単縦 反航 ワ級 59 89
単縦 反航 エリイ 54
単縦 反航 フラリ 4, 9, 16
単縦 反航 エリヲ 12 44
単縦 反航 ル級 30
単縦 不利 エリヲ 7 19
複縦 反航 チ級 46, 48
複縦 反航 イ級 64
複縦 反航 ワ級 60
複縦 反航 エリヲ 62
複縦 不利 ワ級 53 55
輪形 反航 チ級 39
輪形 反航 リ級 29
輪形 反航 ワ級 48, 50 76
輪形 反航 エリヲ 3, 8
輪形 不利 チ級 32
輪形 不利 ワ級 44, 45 72
梯形 反航 イ級 44 67
梯形 反航 リ級 19
梯形 反航 エリイ 36
梯形 反航 ワ級 60, 61
単横 反航 チ級 18
単横 反航 イ級 35 36
単横 不利 チ級 10, 13 31
単横 不利 ワ級 21 37
単横 不利 イ級 28 44

攻撃担当の火力は75。

陣形 交戦形態 敵艦 ダメージ クリティカル SP攻撃
梯形 不利 チ級 17, 20
梯形 不利 イ級 32
梯形 不利 リ級 12
輪形 有利 ワ級 84
梯形 有利 ワ級 47
単横 有利 エリイ 36
単横 有利 ワ級 58

結果

T字有利については陣形による変化無し。同航戦は陣形補正の時に調査済。

反航戦とT字不利については以下のようになっていました。

陣形 反航戦 T字不利
単縦陣
0.8
0.6
複縦陣
0.9
0.8
輪形陣
0.95
0.9
梯形陣
0.9
0.8
単横陣
0.85
0.7

終わりに

砲撃回数が減ってしまう等の理由がない限りはマイナス補正が大きい交戦形態で砲撃することはほとんどないため自艦隊に適用して考えることはほとんどないかと思います。重要なのは、敵艦隊 (特に南方や装甲空母) に対して反航戦・T字不利を取っている時、砲撃サークルに対する安全性が若干変わるという所です。

装甲空母は火力が低いため軽巡でもT字有利なら耐えられる ( 0.8 × 0.6 = 0.48倍) と判断して無理な回避をせずに突っ込んだりしていましたが、今回の調査結果を反映すると0.8 × 0.9 = 0.72倍なので小破以下ならそこそこ危険です。というか、輪形のボスが弱くならないように補正を甘くしている気さえします。