ダメージ計算に関して分かったことをまとめていきます。
- 航空攻撃の基本攻撃力・触接補正・戦爆連合補正に関しては、ある提督殿の検証によるものです。
- その他、人様の検証で既知になっているものも含みます。
今後の課題
- 先制雷撃の計算式 (ひょっとしたら普通の雷撃と同じ?)
- 零式ソナー搭載時の正規空母による航空爆雷の計算式
ダメージ計算
推定の数値、数式、端数処理を含みます。ご了承ください。
計算の順番は突き詰めたものではありません。
複数エントリー、パラメータアップボーナス、特定装備によるパラメータ上昇効果は素のステータスに加算。
[ ]内は小数点以下切り捨て。
- (A)キャップ前補正前攻撃力
[ ( 基本攻撃力 + 軽巡軽量砲補正 ) × 対地特効補正 + WG42対地特効加算 ] - (B)キャップ前攻撃力
[ [ [ (A) × 陣形補正 ] × 交戦形態補正 ] × 損傷補正 ] - (C)キャップ後攻撃力
[ キャップ値 + √( (B) - キャップ値 ) ] - (D)最終攻撃力
砲撃:[ (C) × 弾着観測射撃補正 × クリティカル補正 ]
雷撃:[ (C) × クリティカル補正 ]
航空攻撃:[ (C) × 触接補正 × 戦爆連合補正 × クリティカル補正 ]- 史実特効補正はクリティカルの後だと思われます。
- (E)ダメージ補正1
砲撃:[ ( (D) - 防御力 ) × 砲撃補正 × 弾薬量補正 ]
雷撃:[ ( (D) - 防御力 ) × 複数到達補正 × 弾薬量補正 ]
航空攻撃:[ ( (D) - 防御力 ) × 弾薬量補正 ]- 計算値が0以下になるとカスダメになる。
- (F)ダメージ補正2
[ (E) × 装甲ゲージ補正 × 庇い補正 ]- 航空攻撃の装甲ゲージ補正は艦攻にのみかかる。
- 同時砲撃で計算値が1未満になった場合、0になる。
- 上記以外の攻撃モードで0になった場合、多分1になる。
- 最終ダメージ
(F) + 一斉砲撃ボーナス
基本攻撃力
索敵時
- 航空攻撃
- 艦爆:( 爆装 + 火力 / 10 ) × √搭載数 + 25
- 艦攻:( ( 雷装 + 火力 / 10 ) × √搭載数 + 25 ) × 艦載機種別補正
- 艦載機種別補正:0.8倍 or 1.5倍
- 水爆:( 爆装 + 火力 / 20 ) × √搭載数 + 25
- 航空爆雷(対潜戦闘中も同じ)
- 軽母:[ ( [ √(素の対潜値) × 2 ] + [ 1.5 × 装備対潜値 ] + 8 ) / 8 × 搭載数 ]
- 正母系:[ [ ( 装備対潜値 / 6 + 2 ^ ( - 1 / 2 ) ) × 搭載数 ] / 3 ]
- 秋津洲(二式大艇):[ ( [ 1.5 × 装備対潜値 ] + 8 ) × 3 ]
- その他:[ ( [ √(素の対潜値) × 2 ] + [ 1.5 × 装備対潜値 ] + 8 ) / 5 × 搭載数 ]
- 装備対潜値:爆雷投射機・ソナー・攻撃可能な艦載機の対潜値の合計
- 正母系が零式水中聴音機を搭載した場合、計算値より若干強めの攻撃力になる(計算式不明)
砲雷撃戦 (先制攻撃)
- 甲標的:素の雷装値 + 装備雷装値 + 15
- 先制雷撃:( 素の雷装値 + 装備雷装値 + 15 ) × 0.8 or 1.2 (暫定)
- 先制雷撃は陣形&交戦形態が影響するかもしれない
砲雷撃戦
- 砲撃
- 昼戦:火力 + 5
- 夜戦:火力 + 雷装
- 副砲:1~5 (撃沈不可)
- 雷撃:雷装 + 15
- 航空攻撃
- 艦爆:( 爆装 + 火力 / 10 ) × √搭載数 × 1.5 + 25
- 艦攻:( ( 雷装 + 火力 / 10 ) × √搭載数 + 25 ) × 艦載機種別補正
- 艦載機種別補正:0.8倍 or 1.5倍
- 水爆:( 爆装 + 火力 / 20 ) × √搭載数 × 1.5 + 25
- 潜水艦魚雷:( 素の雷装値 + 装備雷装値 × 2 ) × ( 1 + √(魚雷装備数) ) + 15
対潜戦闘(爆雷投射)
- 対潜攻撃力:基本攻撃力 × 対潜シナジー補正
- 対潜シナジー補正:1.15倍 (爆雷+ソナー)
- 基本攻撃力:[ [ √(素の対潜値) × 2 + 装備対潜値 × 1.5 + 13 ] × 投射深度補正 ]
- 投射深度補正
- 赤色:1.0倍
- 黄色:0.75倍
- 無色:0.4倍
- 艦載機(攻撃隊)の対潜値も装備対潜値に加算する。
- 通常の夜戦では必ずカスダメになる。
- 陣形変更中に発令すると変更前の陣形の補正になるっぽい(航空爆雷も)。
- 投射深度補正
キャップ前補正
- 軽巡軽量砲補正
- 軽巡・雷巡・練巡が14cm単装砲、14cm連装砲、15.2cm連装砲、15.2cm連装砲改を装備した数に応じて、火力に下表のボーナス値が加算される。
- 単装砲と連装砲で装備数を別々にカウントする。
装備数 | 補正値 |
---|---|
1 |
+2 |
2 |
+4 |
3 |
+9 |
4 |
+16 |
- 対地特効補正
- 三式弾:
2.5倍 (泊地棲鬼/泊地棲姫)
1.75倍 (その他地上型)
- 三式弾:
- WG42対地特効加算
装備数 | 補正値 |
---|---|
1 |
+75 |
2 |
+110 |
3 |
+140 |
- 陣形補正
陣形 | 砲撃 | 雷撃 | 爆雷 | 航空攻撃 航空爆雷 |
---|---|---|---|---|
単縦陣 |
1.1倍 | 1.0倍 | 0.45倍 |
1.0倍 |
複縦陣 |
1.0倍 | 0.8倍 | 0.6倍 |
1.0倍 |
輪形陣 |
0.8倍 | 0.7倍 | 0.9倍 |
1.15倍 |
梯形陣 |
0.7倍 | 0.8倍 | 0.8倍 |
1.0倍 |
単横陣 |
0.6倍 | 0.6倍 | 1.0倍 |
1.0倍 |
警戒陣(1-3番) | 0.5倍 | 1.0倍 | 0.8倍 |
1.0倍 |
警戒陣(4-6番) | 0.9倍 | 1.0倍 | 0.45倍 |
1.0倍 |
※通常夜戦時の夜戦攻撃・先制雷撃・甲標的は陣形補正を受けない。
- 交戦形態補正
陣形 | T字有利 | 同航戦 | 反航戦 | T字不利 |
---|---|---|---|---|
単縦陣 | 1.2 |
1.0 |
0.8 |
0.6 |
複縦陣 | 1.2 |
1.0 |
0.9 |
0.8 |
輪形陣 | 1.2 |
1.0 |
0.95 |
0.9 |
梯形陣 | 1.2 |
1.0 |
0.9 |
0.8 |
単横陣 | 1.2 |
1.0 |
0.85 |
0.7 |
※通常夜戦時の夜戦攻撃・潜水艦魚雷
先制雷撃・甲標的は交戦形態補正を受けない。
※対潜戦闘では交戦形態自体が存在しない。
- 損傷補正
損傷 | 倍率 |
---|---|
中破未満 |
1.0倍 |
中破 |
0.7倍 |
大破 |
0.4倍 |
キャップ値(VERSION D REVISION 3の変更は未反映)
攻撃モード | 索敵時 | 戦闘時 | 夜戦時 |
---|---|---|---|
砲撃 | ― |
150 |
300 |
雷撃 | ― |
150 |
150※1 |
甲標的 | ― |
150 |
300?※2 |
潜水艦魚雷 | ― |
150 |
300 |
航空攻撃 | 150 |
150 |
― |
爆雷 | ― |
100 |
100 |
航空爆雷 | 150 |
100 |
― |
※2.夜戦時の甲標的のキャップ値は少なくとも189以上。
キャップ後補正
- クリティカル補正:1.5倍
- 運が高ければ高いほど出やすい。
- 弾着観測射撃補正
- 一撃目:0.6倍
- 二撃目:1.2倍
- 触接補正
- 彩雲:1.17倍
- 零式水上偵察機:1.12倍
- 対潜戦闘でも触接は発生する(戦闘開始時、敵陣形に「制空権確保」と表示される)が、触接演出がなく、効果も発揮されない。
- 戦爆連合補正
- 艦戦・艦爆・艦攻:1.1倍
- 艦爆・艦爆・艦攻:1.2倍
- 艦爆・艦攻:1.05倍
- 装備条件を複数満たしている場合は上の方が優先される。
- 史実特効
艦種・艦名 | 特効倍率 (第陸回) |
特効倍率 (第漆回) |
---|---|---|
駆逐 |
1.35 |
1.35 |
軽巡 |
1.3 |
1.3 |
重巡系 |
1.2 |
1.15 |
戦艦系 |
1.15 |
1.2 |
空母系 |
- |
1.28 |
春雨 |
1.62 (1.35×1.2) |
- |
防御力
- 防御力:[ ( 装甲 - 装甲破砕効果 ) × 係数 ]
- 装甲破砕効果
- 九一式徹甲弾:20
- 一式徹甲弾:30
- 装甲70以上の艦を対象にした時に効果を発揮する。
装甲68の軽巡ツ級eliteには効果なし。
- 係数
- 通常時:1.22 / 1.11 / 1.00 / 0.89 のいずれか。
- 至近弾発生後:1.00 / 0.89 / 0.78 / 0.66 のいずれか。
(「!」が消えても残る。補正消失のタイミング不明) - カットイン砲撃時:0.66
さらに至近弾の効果が乗るかどうかは不明。
- 装甲破砕効果
防御力減算後の補正
- 砲撃補正:0.8倍
- 「砲撃」で与えたダメージにかかる補正。
- 複数到達補正:1.3倍
- 「魚雷複数到達」で与えたダメージにかかる補正。
- 装甲ゲージ補正
- 艦爆・水爆による航空攻撃には補正がかからない。
- 装甲ゲージを破壊した時の攻撃にも補正がかかる。
- 複数艦による攻撃の場合、全員分にかかるかどうかは不明。
- 装甲ゲージ保有艦ごとに補正が異なる。
- 南方棲戦鬼(5-2):0.25倍
- 南方棲戦姫(5-3):0.3倍
- 戦艦ル級flagship:0.5倍
- 空母水鬼(第陸回E-5丙):0.3倍
- 弾薬量補正
- 補給直後を弾薬量200%として、1戦で40%、夜戦突入で20%弾薬が減り
弾薬量が100%を割り込むとダメージに残弾薬量相当の補正がかかる。
- 補給直後を弾薬量200%として、1戦で40%、夜戦突入で20%弾薬が減り
弾薬残量 | 補正 |
---|---|
100%以上 |
100% |
80% |
80% |
60% |
60% |
40% |
40% |
20% |
20% |
0% |
カスダメ |
- カスダメ
- 攻撃力が防御力を上回れないとカスダメになる。
- 砲撃時:1~残耐久の10%程度
- 味方の砲撃以外の攻撃はダメージ割合範囲が広い。
- 浮遊要塞・護衛要塞を直に狙った時は10%以上になることがある。
- 庇い・貫通時は0になることがある。
- 追加ダメージがある時に限る。
- 庇い補正
- 庇い時:0.75倍 (庇って止めた場合)
- 貫通時:0.3倍 (庇って貫通した場合)
- 貫通してきた砲弾/魚雷を食らった場合は1.0倍。
- 航空攻撃(立体攻撃含む)や背面からの雷撃は庇いの対象にならない。
- 潜水艦魚雷は背面からでも必ず庇いの対象になる。
追加ダメージ
- 一斉砲撃ボーナス
- 名前の通り砲撃のみに付与されるボーナス。
- 計算後小数点以下切捨て。結果が0になる場合は「1」になる。
- カスダメの時はダメージが大きくても1固定っぽい?
砲撃時表示 | 倍率 |
---|---|
2艦一斉砲撃!! |
3% |
3艦一斉砲撃!! |
5% |
4艦一斉砲撃!! |
10% |
5艦一斉砲撃!! |
15% |
全艦一斉砲撃!! | 20% |
ダメージ検証記事
2018-03-16:ダメージ調査・砲撃編1
2018-03-16:ダメージ調査・砲撃編2(装備火力・編成数)
2018-03-17:ダメージ調査・砲撃編3(昼戦キャップ)
2018-03-22:ダメージ調査・防御力編
2018-03-30:ダメージ調査・交戦形態編
2018-03-30:ダメージ調査・陣形編1(砲撃・雷撃・航空攻撃)
2018-03-31:ダメージ調査・夜戦編
2018-04-01:ダメージ調査・陣形編2(爆雷・航空爆雷)
2018-04-08:ダメージ調査(キャップ2・潜水艦の雷撃)
2018-04-14:ダメージ調査・陣形編3(航空戦)
2018-05-07:ダメージ調査(三式弾・潜水艦の雷撃2)
2018-05-16:ダメージ調査・砲撃編4(至近弾)
2018-05-16:ダメージ調査・潜水艦の雷撃3
2018-05-18:ダメージ調査・砲撃編5(徹甲弾)
2018-05-19:ダメージ調査・弾薬量補正編
2018-05-19:ダメージ調査・損傷補正編
2018-05-19:ダメージ調査・砲撃編6(弾着観測射撃)
2018-05-21:ダメージ調査・防御力編2
2018-06-09:ダメージ調査・装甲ゲージ補正(5-2南方棲戦鬼編)
2018-06-12:ダメージ調査・魚雷複数到達補正
2018-06-14:ダメージ調査・端数処理編
2018-06-23:ダメージ調査・カットイン砲撃編
2018-07-03:ダメージ調査・航空爆雷編(艦上機)
2018-07-17:ダメージ調査・航空爆雷編(水上機)
2018-08-03:ダメージ調査・VERSION Bで調整された陣形補正
2018-08-05:ダメージ調査・軽巡軽量砲補正
2018-08-07:ダメージ調査・軽巡軽量砲補正2
2018-08-11:ダメージ調査・装甲ゲージ補正2(戦艦ル級改flagship編)
2018-08-14:ダメージ調査・装甲ゲージ補正3(5-3南方棲戦姫編)
2018-09-06:ダメージ調査・航空攻撃編
2019-02-03:ダメージ調査・爆雷編
2019-02-03:ダメージ調査・爆雷編2
2019-02-10:ダメージ調査・航空爆雷編(水上機2)
2019-03-10:ダメージ調査・爆雷編3(キャップ)
2019-03-24:ダメージ調査・史実特効1(第陸回期間限定海域・扶桑改編)
2019-03-26:ダメージ調査・史実特効2(第陸回期間限定海域・時雨改二編)
2019-03-28:ダメージ調査・史実特効3(第陸回期間限定海域・総集編)
2019-07-20:ダメージ調査・航空攻撃編2(対地攻撃)
2019-10-03:ダメージ調査・砲撃編7(WG42)
2019-10-06:ダメージ調査・史実特効4(第漆回期間限定海域)
2019-11-02:ダメージ調査・砲撃編8(WG42その2)
2019-11-05:ダメージ調査・速吸改の攻撃力
2019-11-17:ダメージ調査・航空爆雷編(水上機3)
2019-12-22:ダメージ調査・砲撃編9(交戦形態編2)
2020-02-15:ダメージ調査・航空爆雷編(カ号観測機等)
2020-02-16:ダメージ調査・航空爆雷編(複数搭載)
2020-10-25:ダメージ調査・航空爆雷編(二式大艇)
コメント
私は昔の調査で火力補正75%程度?と推測しました。
参考)艦これアーケードwikiの戦闘について コメント欄2017/6/15参照
https://wikiwiki.jp/kancolle-a/%E6%88%A6%E9%97%98%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B01
最近また調査をさらっとして上記コメント欄通り、+5なし、75%、昼Cap160と推測してます、
軽く調べただけなので暫定ですけど。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/13i0awwiJcgSgxISB9hi_XCgnqVFn8IuojXdBjtbAkPw/edit?usp=sharing
ただ私は火力173の複縦陣でイ級に120ダメを確認したので単縦も複縦も火力補正同じと思ってました。
複縦は軽くやっただけなので信頼性低いです(汗
この手の検証を行うにあたって重要だと考えていることは「できるだけ同じ条件で得られたデータを比較すること」です。変数がひとつの一次方程式なら解くのは容易なはずです。
実費で検証すると時間も金もかかるので私も単艦動画を見て数字を拾っていたのですが、同じ条件で発生したダメージを場合分けするのが非常に面倒だったので、結局自分でデータ収集しました(私が人様のデータを読むのが苦手ということもありますが)。
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